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超システム化 |
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近未来のキーワードは『超システム化』という言葉に集約される。
超システム化はシステム普及とその後のロボット普及社会へとつながる。
● 21世紀のキーワード@
21世紀のキーワードは”超システム化”である。
超システム化ときくと世の中に漠然とシステムの導入されると思うだろうが
ここでいうのはそういう生易しい状態を意味しているのではない。
あらゆる分野に徹底的にシステムが導入される事を意味する。
考え付くあらゆる分野にシステムが導入され、それらはネットワークを介して
繋がり、あらゆる情報を渡して、システムが構築されていく事を意味する。
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● 21世紀のキーワードA
つい先日 テレビ番組 『ガイアの夜明け』の番組の中で、北海道では医師
の診断がインターネットを通じて遠隔で行われていた。
稚内に住む患者が、旭川にある大病院の先生の診断をインターネット越しに
受けている風景がそこにはあった。
北海道の地方ではかなりの医師不足で、そういうネット診断が行われるように
なった背景があった。
しかし結果的にみれば、それゆえにこそ地方に住む人々ほど高度な医療に
触れられる機会にもなった。優れた医師の診断を離れた場所からも受けること
が可能になったのだ。
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● 21世紀のキーワードB
超システム化というのはネットを利用した(さらにシステム制御された)環境が
全てのあらゆる分野に対して導入されることを意味する。
徹底的に導入されることを意味する。
医療の現場だけではなく 教育・農業・土木・エンターテーメントに至る全ての
分野でシステム化が徹底されることを意味している。
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● 超システム化と医療@
医療の遠隔診断ができる地域は中途半端な規模の病院が残っている地域より
も実は高度医療が受けれるようになった事を意味する。
人が減り続ける過疎地域だからこそ遠隔診断が取り入れられる。
いくつかの病院が残る地方の中堅都市以上に過疎地域が高度な医療診断を
ネット越しにできるようになるのだ。
この意味がわかるだろうか?
何も手段がなくなったからこそ、システム化を取り入れたら、そこが中途半端に
あるところよりも実は良くなっているという現実がある。
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● 超システム化と医療A
自宅からインターネット使って診断できるようになれば病院がどこにあろうが
関係がなくなる。
もちろん医療は診断だけではなく手術も必要であるが病院に通う圧倒的多数
の人々は、診断を受けに行っている。
手術の為に病院に通うのではなく、飲む必要のある薬の紙を貰いにいっている。
それが圧倒的、多数である。
手術が必要な場合はその時に病院にいって先生から手術をしてもらえば良い。
そうすると以下の認識を持つようになるだろう。
病院に行く = 手術
インターネット = 診断
手術の日程はあらかじめ予約すればいいし、そんなに手術の数が増えるわけ
でもないのでゆとりをもって病院の先生も手術ができるようになる。
病院も非常に空いてくるだろう。
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● 超システム化と教育@
これは、何も医療だけの話ではない。
例えば教育を例にとろう。
過疎地域の高校で担当科目の先生がいない場合、都内の予備校と提携して
インターネットを利用して都内予備校のすぐれた授業を聞くことが可能になる。
先生が残っている中堅の都市では導入されることはないが、先生のなり手が
いない過疎地域においてはこの方法がとられる可能性が高い。
そうなると過疎地域にいる子供の方が都内の予備校講師の授業を受けれる
ようになり地方の中堅の都市を一気に抜いてしまうことになる。
教育においてもシステム化が導入すればそうなる。
それが全分野において、過疎地域だけではなく中堅都市も大都市もすべてに
おいてシステム化が導入されることを 『 超システム化 』 と呼ぶのである。
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● 超システム化と教育A
優れた先生の1年間の授業を録画しておけばよい。
10年後の生徒もそれを見れば事足りる。
授業の内容が10年でそれほど進歩するものでもないだろう。
仮に録画した先生よりも素晴らしい授業をする先生がいれば録画しなおして
それを衛星放送で流せば良い。
これでまた10年間 毎年同じ授業を流すことができる。
もちろん、こういう教育が最良の教育であるかは議論があるだろう。
ネット越しに行う教育よりも、実際に教師と生徒が面とむかって教え、学びあう事
の意義が大切だという人も多くいるだろう。
稲穂黄金もそう思う。
なれどコスト面を考慮すると、システム化の流れは加速するだろう。
特に資本の論理にまったく抵抗しようとしない日本および日本人は結果的
に資本の論理に押し切られて、そのようになってしまうだろう。
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● 超システム化と環境(CO2)
超システム化が求められる大きな理由の1つが地球環境からの要請である。
現在 地球温暖化により CO2
削減が世界各国、とりわけ企業の中で
取り入れられていく方向になっている。
その面で見ると、超システム化の社会構築ほどもっとも効率が良い低エネルギー
社会を提供することとなる。
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● 超システム化と環境(エネルギー効率)
考えてみよう。
例えば、現在のように病院にあなたが通って診療を受ける場合は車かバスで
移動するだろう。その時に車からCO2が排出されるだろう。
またシステム化されていない病院では多くの非効率作業がうまれ
さらにCO2が排出される。
それが超システム化を導入した場合はどうだろう。
あなたは病院まで車で移動せずに、自宅からネット越しで診断ができる。
それにより移動によって生まれるCO2が排出されない。
さらに超システム化の管理によって本当に手術が必要な人だけに手術が
できる環境を提供すれば良い。
これにより病院はこまずに効率的に手術の日程が組める。
病院が空いている時間も短くでき光熱費なども効率的になる。
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● 超システム化と環境(資源)
超システム化を推し進める力となっているのが日本において少子化と高齢化に
なっているといったがさらに地球環境においてもCO2削減があることを述べた。
それらの要因が超システム化を後押ししているがその他にも多くのことが
後押ししている。 その1つが原油高である。
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● 超システム化と農業(バイオテクノロジー)
原油高にひきづられて穀物の値段も上がっている。
ますます日本は圧倒的な効率化を求められているのである。
そして毒入り餃子の中国製の冷凍食品が世の中にでたことで冷凍食品を
買い控える人が増えたことである。
これにより安価で安全で栄養価が高い穀物(野菜)を提供するシステムが
今後の21世紀には必要であることが日本国民の意識に入った。
これは農業分野にも超システム化が要請されている。
日本国内において工場の中でバイオテクノロジーを利用して圧倒的な量の
穀物を育てることが必要な時代になっている。
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● 超システム化と農業(近代的ビル)
穀物は生育過程がシステム管理され,人工の日光が照射され使用した肥料・農薬
の量が一目で分かるようにデータベース管理されている。
無人の工場は都市に存在する。
近代的ビルの中で農作物が作られる時代となる。
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● 超システム化と農業(工業製品と輸送)@
エネルギー資源が減ることで、ここ数十年の人々の意識と社会の仕組み
が急激に変化していく。
現地で製品を作り出す仕組みを作ることが意識の大勢を占めてくる。
農業でいえば東京の都内のビル内で野菜を作れるようになり、それが都内に
住む人々に提供されるように、その場所で作られたものはその場所で消費する
ことにより輸送に使うエネルギー資源を減らす流れになる。
この意識がこれから100年先の工業製品に対する人々の意識の
基準となっていくのだ。
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● 超システム化と農業(工業製品と輸送)A
100年先の工業製品には設計図だけがあり、それが人々の手に届けられ、
後は、その設計図に従って現場で製品は組み立てられる。
空気中の窒素、酸素、水道の水、その他のいくつかの元素をその場所に存在
する土や木から瞬時に取り入れることで設計図が、それらの工業製品を作る。
製品は、お届け先で構成される。
このイメージは、ドラゴンボールの『ほいぽいカプセル』である。
手の平にのる豆粒ほどのカプセルを投げると家が瞬時に作られる、あれである。
100年先ではまだそこまではいかないが、そのイメージに近いものが工業製品
で作られる時代がくる。
100年先の工業製品に対する意識はこの21世紀前半の20年間の近未来に
によって形成される。
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● 超システム化と全世界の流動
すべての分野において超システム化は効率的である。
無駄な作業を省くからである。
地球環境の面からも超システム化が全世界的な規模で望まれているのである。
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